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ハート型をした「愛の島」– ガレシュニャク島

クロアチアには魚の形をした島もありますが、ヒッチコックが絶賛したとされる夕日の街として知られる、ダルマチア中部の街ザダル[Zadar]の南のパシュマン海峡[Pašmanski kanal]の間に浮かぶガレシュニャク島[Otok Galešnjak]は、ハート型をした島です。
その形から、別名「愛の島[Otok Ljubavi]」として知られており、上空からアドリア海に浮かぶハート型を眺めるツアーは、世界中の観光客からの人気を集めています。

Otok Galešnjak
Googleマップからも、その形をしっかりとご覧いただけます。地図を拡大・縮小して位置などもご確認いただけます。

この島は、2018年に発生した火事のため、傷がついたような見た目になってしまいましたが、焼け跡にも少しずつ植物が育ち始めています。
波に削られ火事に遭いながらもハート型を保っているこの島の愛の力はきっと絶大なのでしょう。

今は無人島ですが、島には先史時代から人が居住し、オリーブの栽培が行われていた形跡が残されているほか、海底からは隣の島との間に築かれた石造りの橋の遺構も発見されました。1177年にローマ教皇であるアレキサンダー3世がザダル[Zadar]を訪れた際に立ち寄ったとの記録も残っています。